エヴァ破を見ました

こっちのブログに書くと言うことはネガティブ感想ということです。

映画館では見てないけど、ああ、公開時にみんなが言ってた事がようやくわかった。
特にたまごまごさんのアスカ！アスカ！アスカーーーーーーーー！！
……アスカ？
の意味がわかって大爆笑。
新劇場版は登場人物にも視聴者にも優しいね。

確かに面白かったし、素直にすごいと思う。
TV版では大嫌いだった「奇跡の価値は」もあれくらい熱ければ奇跡が起こるのはアニメ的に必然を感じた。

（↓奇跡の価値は、というかその前後あたりの回が嫌いな理由↓）
シンジくんが初めてエヴァを見たとき「うおー！やってやるぜえ！」ではなく「無理だよこんなの。乗れるわけないよ」と、そりゃそうだ発言をするのが好きなので（このシーンを引き合いにシンジ君へたれ認定する人は馬鹿だと思う）、アスカが出てきてからの
「使徒が来たー」
「もう駄目だー」
「奇跡を起こせー」
「奇跡が起きたー」
「ラーメン食うぞー」
「肉は抜けー」
な、リアルじゃない（気合で何とかしちゃう）流れが嫌いなんだよねえ。

いやさ飽くまでエヴァンゲリオンが面白く人気がある理由は、あれをロボットアニメの文法を残しつつ描いているからだ、と言うのは理解しておりますが。

何の話だっけ。ああ、で、新劇場版がすごいのは理解できるんだけど……。

何か卑怯じゃない？　この面白さって。

だってTV版見てないと面白さがまったくないじゃん！

それって一つの作品としてどうなんだろう。
綾波の健気さとか、TV版見てないとぐっと来ないんじゃないかなー。
劇場版だけ見た人は多分「うん。面白いアニメだね」という感想抱いて、そのあとオタクの「いや本当は3号機に乗るのはね」とかいうどうでもいい知識を得てげんなりするのかね。
劇場版見た後TV版見てもTV版を好きになれるとは思えんしなあ。

と、いう多分劇場版公開されたときにさんざっぱら言われたであろう感想を今更抱きましたとさ。

ちなみに自分エヴァは断然TV派です。最初の劇場版もいらない派。
シンジ君が自分の中で納得して終了。いいオチじゃないか。
あとは自分ならどのように補完されるか考える。
そういう余韻を残すのがTV版のいいところ。

追記：ほらこうなる。
はてな匿名ダイアリー：エヴァオタとはまともに会話が出来ない
http://anond.hatelabo.jp/20100603101614
と思ったら、おま、あきらかに最初の劇場版みてるだろ！